« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月21日

中山照隆さんのBM活動紹介記事

 このブログへのアクセス・ログを辿っている内に、 先の鳥取市のBM事故で亡くなった中山照隆さんが鳥取市の広報に執筆したBM活動の報告(エッセイ)に行き当たりました。

 感傷で接するのは中山さんに対してかえって失礼だと思いますが、図書館職員の活動事実のひとつとして記録しておきます。中山さんは 「司書さん」ではなく「運転手さん」だったようですが、人と資料を結びつける活動において司書と同じ働き・ 思いをもって仕事に取り組んでおられたのだなと思えます。

「町へ村へ移動図書館車が走る! Vol.3 「やまなみ号」の巻
「本を通したふれあいを大切に」
用瀬図書館 中山照隆
(「とっとり市報」平成18年9月15日号)
(PDF版)
http://www.city.tottori.tottori.jp/www/contents/1157937818015/activesqr/common/other/46a69e09019.pdf
(HTML版)
http://www.city.tottori.tottori.jp/www/contents/1158055488515/html/common/46aebcfb014.htm#5059

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日経で図書館関連連載開始

今日の日経夕刊社会面で、公共図書館関連連載が始まってました。

日本経済新聞 2008年1月21日(月)夕刊
<広角鋭角>変わる図書館(1)財政難でも理想追う/「民間任せ」見直す動きも
(オンライン版では確認できず)

 「(1)」とあるからには「上中下」よりも長く続くと言うことでしょうか。
 日経はかつて文化面で博物館の運営問題をかなり追ってましたが、 今日の連載は社会面だからあのプロジェクトと今回の図書館関係連載はチームは違うんでしょうね。どう展開していきますか。

 今日の記事の冒頭は、安来市が、2年間続いた図書館の指定管理者への運営委託を直営に戻すという話題でした。 指定管理の最初は2004年からで2期目に入ったところもありますが、契約期間(2年~5年) に応じて更新時期がそろそろやってくるところが多いということで注目されているところです。

 もっとも、直営に戻すってことは、そのノウハウや人材を内部に保持し続けてたってことですけど、どうやってたんでしょうね。 その辺りも知りたいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月20日

鳥取のBM事故

 ご冥福をお祈りいたします。

倒木:鳥取市の図書館車運転席を直撃 職員が重体--佐治の国道 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20080119ddlk31040133000c.html
倒木が車直撃、重体/鳥取の国道482号 移動図書館の運転手
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20080118-OYT8T00621.htm

鳥取の倒木事故:重体の図書車職員が死亡 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20080120ddlk31040291000c.html

 現場の地図を見ると、谷間の川沿いの道。片側が川で片側が山という地形。 山側からの落下物の直撃を受けて川側へ落ちていれば同乗の女性司書も無事ではすまなかったでしょう。 頭を直撃されながら咄嗟にハンドルをキープしようとしたであろう中山照隆さんの人としての尊さを思います。

 最初意外だったのは、BMの基地が旧鳥取市内の中央図書館ではなく、分館にあたる用瀬(もちがせ と読むらしい)図書館だったこと。 よく地図を見ると、旧鳥取市の南側にあって平成の大合併で鳥取市となった地域は、市の中心部から20キロ以上離れているので、 旧用瀬町にあった(or作った?)図書館が南部地域を受け持つことになっていたのでしょう。 特に事故のあった旧佐治町は地図を見る限りではほんとに山と谷と川だけの地域ですから、 BMの巡回がほんとに貴重な読書機会の提供になっていたのだろうと思えます。
 人口が少ない地域で、貸出冊数も少ないでしょうけれど、図書館の働きというものも、 結局はこういった地味な地域での地道な営みの積み重ねでしかありえないのだろうと改めて思います。
 そして、そういう地道な図書館職員を失ったことを本当に残念に思います。
 合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月19日

神戸市立の指定管理者選定

 神戸市立図書館のサイトで、来年度からの指定管理者の選定結果が告示されてました。

神戸市立図書館への指定管理者制度の導入について(最終更新日 平成20年1月17日)http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/070/sitei_kouhou.html
神戸市立図書館の指定管理者候補者の選定について(平成20年1月16日付文書 pdfファイル)
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/070/sitei_sentei.pdf

 今後順次指定管理者を導入していくこととして、来年度は3館(灘図書館、垂水図書館、西図書館) に指定管理者制度を導入するとのこと。
 選定されたのは「<共同事業体:神戸新聞・TRCグループ>㈱神戸新聞社・㈱神戸新聞地域創造・㈱図書館流通センター」、選定理由は 「サービス向上の実現に関して、地域に密着した内容の企画や展示、青少年の利用促進、 小中学校向け調べ学習に関すること等で自社のノウハウを活かした提案がなされている。また、 他業種とのタイアップによる利便性向上策の提案や個人情報保護に関する考え方も評価できる内容であった。 提案額も低く抑えられ且つ事業計画とも整合しており、総合的に最も優れていると判断した。」とのこと。

 現時点では、TRCの求人サイトにこの件の求人広告はあがっていません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月17日

和解してました>熊取町立の損害賠償請求一件

 熊取町立図書館の訴訟一件について、昨年11月20日に和解が成立していたことを、さてつさんからご教示をいただきました。
 さてつさんからのご指摘は、以前の投稿「熊取町立一件補足」(2007年9月11日)へのコメントの形でしたが、 ブログリーダー等の仕様上コメントの閲覧・表示が出来ないことも多いかと思いますので、あえてこの投稿で記録しておきます。

 さてつさんからご教示いただいた和解記事は、熊取町(熊取町立図書館)サイト掲載の下記のものです。
「裁判上の和解の成立について」(更新日時:2007年12月21日10時20分)
http://www.town.kumatori.lg.jp/soshiki/ky/toshokan/toshokan/wakai.html

 なお上記記事では、「平成19年11月臨時議会において和解案受け入れについて承認が得られ」とありますが、 現時点では同町町議会の議事録検索にこの期日の会議録はアップされていません。

 和解の内容については、リンク先以上の情報は持っていません。
 一審での賠償金を全額返還することになっていることでは「控訴側(熊取町)の勝ち」なのでしょうが、一項目目の

 「控訴人は、被控訴人の図書館利用申込に応じないことが不適切であったことに対し、遺憾の意を表明し、 今後とも被控訴人を始め熊取町民の図書館利用に対し、適切に対応する。」

 の意味内容が曖昧で、具体的にどういう決着なのかがよくわからない思いです。
 「図書館利用に対し、適切に対応する」とは、控訴理由で述べられていた 「本町の主張が受け入れられず残念に思う点は、…(中略)…所蔵していない本を他館から取り寄せ、利用者に提供することが、 図書館の利用者に対する義務であると判断されたことである。」との関係で、どう解釈すればよいのでしょうか。

 図書館ネタとして言えば、結局このポイントだけが問題なのですよね。量的に集中する場合に「一定のご協力とご理解をお願いする」 (うん、これも立派な役人言葉だな(^_^;)のはありうるだろうけれども、「所蔵していない本を他館から取り寄せ、利用者に提供すること」 は、「図書館の利用者に対する義務」なんだと思いますよ。

 結局、この和解が成立した政治的背景や如何に、ということですね。

 ってことで、続いちゃいましたよ > 「続報」を待ってた方。

 


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月14日

貸出記録消去遅延宣言の行方

グーグル・アラート → シロクマ日報: 図書館がレコメンデーションする日経由で

練馬区立図書館
「図書・雑誌・CDなどを大切に管理するための図書館の新しい取り組みをお知らせします」(平成20年1月14日掲載)
http://www.lib.nerima.tokyo.jp/info/torikumi.html

 「セキュリティ強化」「館内事務改善」 と耳障りのよいところから入っていって最後に<延滞や切り取りに対しては厳しく対処しますよ>という宣言をするという定石パターンなのですが、 ここでは、

●返却済みの貸出情報は、 過去2人分または貸出日から起算して13週間のどちらか短いほうを保管します。貸し出しが続いた場合は、最も古い貸出情報から消去し、 貸し出しがなかった場合は、13週間を経過したら消去します。
●職務上情報を確認する必要のある職員以外は、その情報にアクセスできません。
●利用者情報からは、その情報は検索できない仕組みになっています。

 と、これまで返却と同時としていた貸出記録消去の意識的な遅延を宣言しているのが、目をひくところ。

 文脈からすると、<図書などの破損があった場合、遡って事情をお尋ねすることがありますよ>ということだけれども、 それより先に書いてあるように、<切り抜きが集中するような特定の図書・雑誌については、 その状態を本に表示すると共に返却時にチェックに時間をかけますからご理解ください。>の方が本筋なのはわかります。
 それくらいたまりかねる事態になっているということなのでしょうし、そういうチェックをかけること自体は、 残念ながらやはり必要な場合があるので、一定毅然とした姿勢を見せるということの効果はあるかと思います。

 ただ、コンピュータの貸出記録を一定期間は残しますよと宣言・公開しちゃったのは、どうなんでしょ。
 いえね、外部からの問い合わせに、これまでは「返却された時点で貸出記録は消えてます」で済んでたのが、厄介なことになってきますよねぇ。 もちろん、おそらくこれまで「貸出記録は返却時点で消去しています」と宣言してきた経過があるのであえて「これからは一定期間残します」 と言っておかざるをえないということなんでしょうけれど、この辺りもう少しうまくぼかせないものかなとは思いました。

 それにしても、ページ抜けチェックを返却時点でしようってのは、実務的には地獄ですね。 適切な状況を守るってことだけになんでこんなにエネルギーをかけなきゃならんのでしょうね。。。とこれは同病相憐れみ状態です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 4日

希望という感想文

はてぶの注目エントリーから

新春プレゼント魯迅「故郷」の感想文

まぁ、ね、感想文…子どもの頃書いてたんだろうけど何ひとつとして覚えてないので、読書力涵養には寄与していないのではないだろうか。

この方のブログのトップには、魯迅の作品の一節が掲げられているわけだけれども、よく引かれるのは「地上には~」の部分だけで、 「希望とは~」から引かれるとまったく印象が変わるんですよね。

 で、同じ魯迅でも雑文(エッセイ)からの引用で↓こんなのだったらどうなるんやろ(^_^; (もっともこれは魯迅が別の人の詩から引用している部分なので孫引きになるんだけれども)

絶望之為虚妄 正与希望相同
絶望は虚妄である 希望がそうであるように
 (竹内好訳の記憶による再現)

どうも全国のよい子達は寄ってきそうにないな……

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 2日

biblioblogs とやらに

 ぼんやりしている内になにやらプロジェクトが動いていて、The list of Japanese biblioblogs とやらに掲載していただいているようでした。どこでどうコメントすればいいのか、ちょっと日が経ってしまったので迷いましたので、こちらからトラックバックさせていただきます。

 遠く外地から白羽の矢をたてられた min2-fly さん、ご苦労様です。たしかに里程標にあたる企画だと思われます。料理の方法はお任せしますのでよろしくお願いいたします。また、当ブログをご推薦くださった信月記さん、ありがとうございました。

 お任せします、とは言うものの、固有名詞の誤記についてはご指摘しておくべきでしょう(^_^;
 当ブログの紹介記事で、
>最近だと熊野町立図書館の損害賠償請求事件
 とあるのは、正しくは「熊_取_町立」です。

 情報提供ですが、、、
 図書館屋の雑記帳 http://blog.goo.ne.jp/mimuk さんも、公共図書館の方のブログで、内容といい更新頻度といい、当ブログよりよほど掲載に値すると思います。扱いはお任せしますが、情報提供まで。

 余談ながら、「ブッカーかけ」を英訳すると、book coating なんでしょうかねぇ。。。適切な語は知りません。

 また余所様の記事になりますが、「指定管理者」を"specified manager"とするのは誤訳と言うべきかと思います。元々が「管理委託制度→指定管理者制度」というお役所言葉のことですから、日本語を見ても何がどう違うのか意味がわからないわけですが、制度本来の「委託先の完全民間開放」という位置づけからすると、 "specified manager"ではむしろ逆の意味にとられるのではないでしょうか。と言って、正式な(あるいは適切な)英訳は存じません(^_^; 要は、業務の一部委託(たとえ大部分でも)か管理運営までも含めた委託かの違いなわけですが。

 因みに
>ちなみにmin2-flyは図書館情報専門学群にかれこれ4年通っていますが、
>一度もブッカーかけをしたことがありません(死)
 それで普通だと思いますよ(^_^; って、これも紹介文で英訳されるのですか?

 もひとつ余計なことを、、、図書館のブッカーをかけた本を見た人が時々、個人蔵書にブッカーをかけるという野望にとりつかれることがありますが、あれは止めた方がいいです。大抵は後で後悔します。本が重くなる上に、古書として売れなくなっちゃいますからね。「生涯の書」というのは確かにありますが、生涯ずっと座右に置いてたえずページをめくるという本でもなければ、ブッカーをかけておく必要性はまずありません。それほど大事な本だったら、私ならばらむしろScanSnapで取り込んでpdfファイルにして保存することをお薦めしますけどね(^_^; そうすれば、保存スペースの節約になりますし、ブツがなくなるのですから「消尽しない譲渡権」を主張する著作権者の方々の逆鱗にもふれません。って、そのファイルをネットで公開したら余計に脅威ですけどね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »