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2006年10月30日

関ヶ原前夜

 さて「功名が辻」10月29日放映分です。小山会議(このドラマでは小山評定)からまさに関ヶ原合戦の前夜というところまで。

 ここまでで生瀬さん演じる堀尾茂助吉晴さんが「自分は隠居したので、今度の戦では息子の忠氏をよろしく」と一豊さんに託していなかったので「アイデア・パクリ」のエピソードは避けるのかなと思っていたら、今回の放送で一気にやりましたね。大河ドラマでは、どんな主人公にも必ずある芳しくないエピソードをどう凌ぐか、というのが見所のひとつですが(^_^;、うまく処理されておりました。(我ながら、なんとも意地の悪い物言いです(^_^;)

 西方の陣営では島津維新入道さんが存在感を示していました。石田治部との戦術をめぐる確執が描かれてましたから、この振りは関ヶ原本番のシーンで使いますよね、多分。この方の鮮烈な「退却」振りも関ヶ原合戦の名物なんですが、次回どう描かれるのでしょうか? そういえば大谷刑部さんもここまで出てきていないのかな? 一豊さんについて言えば、本番では後方をうろうろしただけで終わりますので、定番の場面で楽しませてもらわなくては。。。もうこうなると、ほとんど古典落語の楽しみ方です(^_^;

 前回へのコメントで書いた予告編での「いざ関ヶ原へ」。家康さんに関しては、小山会議ではなくほんとに合戦前夜の段階での発言だったので不自然ではありませんでした。ごめんなさい>脚本の大石静さん。と思ったその瞬間、家康さんに続いて大坂の千代さんが「…関ヶ原…」。いや、やっぱり大坂では、その時点でそこまでの情報は、、、 (^_^;

 次回が楽しみです。

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石原知事の会見記事から

 東京の知人(非業界人)から教えられたお話し。東京都のHP掲載の 「石原知事定例記者会見録 平成18(2006)年10月20日(金)15:30~16:16」に都立図書館に関するコメントがあったようです。関係部分のみ引用してみます。

【記者】都立図書館の司書について伺いたいんですが、今、136人いるんですけども、 2007年問題で団塊世代の司書が大量退職して、この5年で半分の68人ぐらい定年になるんですけども、 一方で20代の司書というのが1人もいないんですけども、ちょっとこういう現状になっていまして、 せっかく作家である石原さんが知事をやっているので、 こういった文化行政の衰弱というのはあまり好ましくないんじゃないかなと思うんです。 2002年度から新しい司書を採用していないんですけども、そういう意味で、若い世代の司書を育てるという意味でも、 早急な採用の再開とか…。

【知事】図書館の司書ってのは、どんな仕事をするの。

【記者】レファレンス業務といって…。

【知事】ある図書館なんか、外国でも日本でもそうですけど、 身元がしっかりしてたら、オートマティックに本を借りられるシステムになっていますよ。 どの本がいいか悪いかということを司書に相談する読者なんて、ほとんどいないと思うんだね。私は司書の仕事っていうのは、 何も若い人だから非常にサービスが行き届かないってものじゃないと思うけど、今の時代に人間を配置しなくたって、 オートマティックに本を借りられりゃいいじゃないですか。自分が選ぶってのは、自分で自分を選ぶって、その読者の感性なんだから、 そこまで司書が指導することもないし、できたものでもないし、そんな業務、果たしてなかったと思うしね。この時代に、 人手が足りなくなってきた。私はやっぱりそう思うけど、その中で人件費を払って、旧来の何ていうのかな、 図書館作業というものを人を雇ってするような時代じゃないんじゃないかな。本は本であるんだから。

 はい、それじゃ。

 えーっと、と混乱してしまうのですが、これは以前に東京都として出していた 「都立図書館改革の基本的方向」(平成17年8月 第二次都立図書館あり方検討委員会)の内容と呼応していないのですね。 知事の個人的見解ということでしょうか。でも、それを知事としての会見で述べて、都のHPに掲載する?  それとも都の図書館に関する方針が変わった? あれぇ?

 「図書館のあり方」のイメージで上記コメントをまとめると、石原さんは「図書館があって、本があれば、 人はいらない」というご意見のようです。で、これまでの都の具体的な措置からすると、 千万人を超える都民に対して本は一点づつあればそれでいい、ということですね。図書館での「複本問題」についての、 特に作家の方々の大きな誤解は、「複本」はベスト・セラーに限らず、 例え専門書であっても図書館の利用者のボリュームに応じて必要になるということなのですが…例えば専門書とまでは言わずとも、 ビジネス支援を本気でやりだしたらその関係資料を「予約3ヶ月待ち」で、何よりもスピードを重んじるビジネス・ パーソンが許してくれる筈がないわけで…、「複本」はベストセラーであろうとなかろうと、 利用者のボリュームに応じて生じてしまうものです。ところが「一点一冊の所蔵でよい」という判断をなさる。

 これは財政上の無理もない理由もあるにしても、それの前提として、

「どっちにしても、俺、図書館なんか利用しないもん。本は自分で買うもん。他の人だってそうでしょ。 ま、絶版で買えない本もあるだろうから、図書館で一部づつ保存しておいたらいいけど、結局俺、使わないだろうな。 みんなだってそうだよ。」

という石原さんのスタンスがあるのか、とでも想像しておかざるをえません。これもまた、 有識者による 「図書館=副業」説のひとつのパターンでしょうか。つまり、「住民によって高度に活用される(べき)図書館」 というイメージは最初から存在しない。

以下、しばらく暴走記事 : ほんとに、図書館が単なる本(資料) の保存庫だったら人はそんなに要らないですよねぇ。ついでに資料の閲覧・コピーも禁止したら、資料の汚破損がなくなり、 コピー機の強い光による紙の酸化もなくなるし、閲覧サービス用の人員も削減できるし、未来への保存も完璧だし、 とてもよいと思います。まぁあとは倉庫代ですね、問題は。いや、「だから、電子化すれば倉庫代もいらなくなるよ」 という話になるのですが、これは著作権がぁぁぁ、それに電子化の予算も結構馬鹿にならなかったりして、って、 でもアマゾンやグーグルがやってくれるから、都がやる必要はないのか、、、そうか、では問題なし!よかったよかった。

 閑話休題。上記のコメントの直前には教師の資質をめぐって 「それは抽象論で言ってもしようがないんだけど、行政がそれをにわかに直すなんてことはとてもできませんよ。 いくら教育委員会が逆立ちしたって、出ててこない。…やっぱり親も、その教室に乗り込んでいってものを言うぐらいの関心を、 子どもに持った方がいいわね、と私は思いますけど。やっぱり自分の子どもなんだものね。 先生なんかに子どもの人生を預ける訳にいかないよ、本当に。」という発言もありますので、 図書館や司書に限ったコメントの傾向というわけでもないわけなのでしょうが、でもこの教師へのコメントも都としての公式見解?

 まぁ、無邪気と申しましょうか。でもそうなると、住民の側から見ると、「知事(首長)や行政に、 今の状況を直す力なんて期待しちゃだめ。知事(首長)なんかに我々の人生を預ける訳にいかないよ、本当に。」 ってことになってしまいますねぇ、おやおや、社会の秩序というものを知事が否定してしまっています。困ったものです。

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