国会図書館改革 さて、どうなりますか
2月3日の産経新聞「国会図書館、独法化へ 自民行革本部、国会改革の目玉に」が報じていた、自民党行革推進本部の国会改革方針は、本日2月9日の総会で了承を得る段取りとのこと。
図書館系ブログは当然のこととして、Academic Resource Guide さんでも言及されていましたが、もともと両院(衆議院・参議院[旧・貴族院])図書室と帝国図書館(つまり国立中央図書館)の寄り合い所帯といった成立の経過があるとは言え、現行の国会図書館法上は並列の機能として同法第2条に掲げられている内容を「議会図書室=本業」と「国立中央図書館=副業」に分割する認識には驚かされます。行革の前には法律の成立過程の論議の無視も含めて「何でもあり」なのでしょう。
上記の記事で少し気になるのは、どうも産経新聞しか報道していないんですね。これを産経のスクープと見るのか、自民党行革本部の幹部による意識的なリーク→「アドバルーン記事」と見るのか、この一週間ほどずっと悩んで(?)います。少なくとも産経の記事の内容は、取材元の発言をほぼそのまま書き写しただけという趣があり、自民党行革本部の意識・論調はよくわかりますが、「アドバルーン」を上げる必要があったのなら、実はこの案は微妙なところということになります。
そこで、本日の総会でどうなりますか、というところ。
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