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2006年1月16日

『功名が辻』「低調スタート」

 「低調スタート」 と言われてしまった今年の大河ドラマ『功名が辻』ですが、結構楽しみながら、否、面白がりながら見ております。低調というのは、 たしかに 「内助の功」だの「賢夫人」だのが今時流行らず、 鏡箱の小判で買った馬の話なんてそもそも知られてないのだろうから当然なのでしょうね。

 1回目はいきなり長篠の合戦から始まるというつかみでしたが、 「鉄砲の三段撃ち」説の是非はともかく、火縄銃の発射待機中に銃身を地面に直角にしてたら駄目でしょうとか、 その状態から持ち上げて銃床を肩にあてて引き金を引いてどうして発射できるのだとか、信長の合図で鉄砲隊がスタンバイするとか、一斉射撃のあとで騎馬の信長が真っ先かけて突撃するとか、これはもう笑うよりありません。

 本編は桶狭間合戦前夜というところからですが、いきなり前野勝(将) 右衛門と蜂須賀小六が「川並衆」として出てきて、 ああそれなら村人のふりをして今川義元に祝いを持って行って桶狭間で休憩するように誘導するのだねと思えばきっちりそうなっていくというとてもわかりやすいつくりになっていました。 下敷きになっている『武功夜話』というのも、所蔵していて書き起こしている人以外誰も原文をみたこともないという「トンデモ本」 ですが、偽書説は当然としてフィクションとしてはなかなかサービスのよい楽しいお話です。

 山内一豊という人も20代末までの経歴がほとんどわからない人ですので、 お話は楽しい方がいいに決まっているのですが、ただ桶狭間からエピソードを始めたのはちょっとつらいかも。なにしろ、ドラマではロー・ ティーンという設定で両親を失いながら健気に生き、一豊との出会いも経験しほのかな思いもよせる千代さんは、 史実ではまだ3歳なのですから。 ちょっとね。

 でも、 今年は久しぶりに大河ドラマを楽しませてもらいましょう(^_^) 老生的には、そろそろ上川隆也さんの「陸一心on『大地の子』」 ではない演技を眼に焼き付けておかないと、いつまでたっても上川さんが「陸一心」 のままなのでなんとかしないといけないなというところ。

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