船橋事件へのJLA声明
「JLAメールマガジン」 第266号(2005年8月10日)にアナウンスされていた、JLAの「船橋市西図書館蔵書廃棄事件裁判の最高裁判決にあたって(声明)」(PDF文書)がJLAのHPに掲載されていました。これは、JLAの自由委員会が案文を作成し8月4日の常務理事会で確認されたものとのこと。
そこでは、「本判決は『[図書館の自由に関する]宣言』の基本的立場に同意するものであり、今後の図書館事業にとって重要な指針を示した」ことを確認し、併せて廃棄を判断した司書職員の行為について「図書館職員による検閲といもいうべきことであり、『宣言』と『[図書館員の倫理]綱領』を踏みにじるものと言わざるをえません。」と述べ、「このような事件によって図書館への国民の期待と新来の根底を傷つけた責任を真摯に受け止め、全国の図書館と図書館員とともに「図書館の自由に関する宣言」と「図書館員の倫理綱領」を自律的に実践することを改めて表明します。」と結んでいます。
この件については、「図書館員の愛弟子」さんが精力的に言及しておられるので勉強させて貰っていますが、やはり、この声明が述べるように、判決レベルでの「自由宣言」の追認という事実の大きさと、図書館員による検閲という事態にどう業界が責任を示していくのか、というこの2点が焦点となるのでしょうね。
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