「ネットな人」でないと参加できない集会
夏休みに開かれる図書館業界団体の集会案内(ということは公共図書館ではないわけですが)をいくつか眺めていて、WEB上のフォーマットからしか申込みを受け付けないというところがあるのに気づき、ちょっとびっくり。
申込みの案内には
※ 個人メールアドレスを必ずご用意下さい。
※ 学校等、ウェブセンサー(接続制限)がかけられている場合は、個人のコンピュータよりお申し込み下さい。
※ 原則、FAXおよび電話でのお申し込みはお受けできません。
とあり、「電話でのお申し込みはご遠慮ください」なら老生が担当者でもそうしますが、FAX申込みまで封じ込めてしまうと申し込み手続き自体が不可能な人が出てくるのが避けられないように思えます。「自前でネットにアクセスできない人は参加する資格がありません。」というスタンスは、どう見ても文化の退化です。参加申込み受付事務は旅行代理店が代行しているわけですが、こうした申込み方法によって参加者が制約を受けるわけですから、主催者側が目を配るべきところなのですが、どうなっているのでしょうか。
老生がパソコン通信を始めた頃は、それが奇異だという事で揶揄されたりもしました。それも困ったものでしたが、過渡期の事象としては理解できます。上の事例も「過渡期のこと」で済めばよいのですが、相当困ったお話だと思いました。
そう言えば、某音楽ユニットの公式サイトで、先行予約の受付は携帯からのアクセスのみというのもありました。あれもやめてほしいなと思います。固定回線+PHS(ノートPC)でインターネット接続料を払っていて、さらに携帯でもパケット制の料金なんて払う気にはなれません。あれも「ジジイは来るな!」という示威であるのなら、たしかに奏功しているわけですが、やれやれ、いやな世の中じゃ。
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