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2005年6月 4日

図書館的Cool_Biz?

 年下の同僚が「クール・ビズで、どうですか」と言うもので、今日は職場ではネクタイをはずしてすごしました。生来の汗かきで、夏場はどちらにしても上着ははずすので丁度頃合いなのですが、ネクタイは一応していました。

 「省エネ・ルック」だか「省エネ・スーツ」というものが記憶にある者としては、今更「クール・ビズ」と言われても素直には受け止められないのですが、ネクタイをはずした閣僚の面々をTVニュースで見て感じるのは「なんと間抜けている」という思いのみ。スーツ姿というものの社会的意義付けの是非は別にして、物事はやはりバランスが大事なので、スーツ姿というのはそれはそれで洗練されてバランスをとってきたものらしく、そこからネクタイを抜くだけだと単に「間抜けている」としか思えないのです。とは言え、蒸し暑いことは蒸し暑いので、老生もネクタイなしで本日は「間抜けて」おりました。

 どうせなら、冬場でもネクタイを締めなくてもよいような風土を作って欲しいところですが、そうなると別途衣服を整えねばならず、それはそれで物いりなことでございます。

 図書館という職場は、男性がスーツを着なくてもあまり文句を言われない職場ですし、実際スーツを着慣れない方が多いところです。老生は図書館に入る前に民間に勤めていたせいか、スーツについては「あれはあれ」と割りきったところがあり、スーツに抵抗感はありませんし、スーツから単純にネクタイを抜いただけの姿にはなじめません。老生的には、冬場こそスーツを避けたいところです。だって、スーツだと必要な暖かさを確保するのに重いですから。春秋は、スーツが丁度いいですね。

 スーツ姿の社会学というのでしょうか、そういう社会の仕組みを組み直さないで、ネクタイを夏場だけはずそうというところが「クール・ビズ」とやらの小手先の対処の姑息さであるように思います。

 図書館のお仕事として見れば、「日々記」さんがコメントされてますけれど、結局「客映り」の問題で、どういう格好をしようとだらしなく見えちゃえばおしまいよ、というところまで還元されてしまうので、ネクタイがどうこうはあまり関係ないということでしょうか。

※ タイトルには「図書館」とはいれましたが、カテゴリーで「図書館」にはできないコメントでございます、はい。

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