補・やじろべえ
先週届いて下積みにしてしまっていた「図書館雑誌」6月号が出て来ました。「やじろべえ」で触れた「個人情報保護法」完全実施に伴う混乱の図書館版現象について、2箇所で触れています。見落としの補いということで触れておきます。
ひとつはニュース欄の「個人情報保護法と図書館資料の扱いについて」、これは先に触れた「JLAメールマガジン」と同じ記事です。もうひとつが「こらむ・図書館の自由」の「慎重に、そして冷静に~個人情報保護と図書館」(藤倉恵一さんの執筆)。ここでも、
…過熱気味の風潮に決して流されることなく、冷静に図書館の義務と役割に思いをめぐらせてほしい。
図書館は個人情報保護の先駆者なのだから。
と呼びかけています。そう、たしかに「先駆者」なのですよ。
因みに、「こらむ・図書館の自由」では、昨年6月号でも「名簿の取り扱いについて」(福永正三さん執筆)が、図書館での名簿の取り扱いの基本的考え方について触れていましたね。個人情報保護法の完全実施に先立って、図書館業界ではいろいろ経験を先行して積み重ねてきていた…「筈」だったのですね。
« やじろべえ | トップページ | オンライン版こらむ・図書館の自由 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント