ロック人士に敬礼
やれねばならぬ宿題が多いほど逃避行動に走りたくなるのはこの年齢になっても変わらぬ(変われぬ)性質というものでありまして、レンタルDVDで「スクール・オブ・ロック」を鑑賞して大受け。名作とは言いませぬが、快作と言うか、怪作と言うか、まぁオススメです。(映画の紹介は、こちらかこちらで。)
主演(?)のジャック・ブラックという人は、初見参でしたが、綿密に役を作っているのがわかりますし、それ以上にSGでリフをかきならしながら吠えるのが様になっているので楽しめます。このブラックさん、自分でも独自のアコースティック・ロック(?)のユニットあるいはコミック・バンドをやってるそうですね。ただ本人もメイキングで語っているけれど、アコギやってた人がエレキやるのって結構大変なんですよね。
そして子役達も凄い。監督が役者としてではなくミュージシャンとしてセレクトしたというだけあって達者揃い。Sister Act 2(「天使にラブソングを」2)のローリン・ヒルという程ではないけれど、コーラス隊のアリシアとトミカのゴスペルがベースにある歌声にはぶっ飛びます。10歳かそこらでこれですからね。これは戦争やれば負けますよ、間違いなく、やっぱり、くやしいけれど。
最後のお約束のコンテスト・ステージのシーンで、ブラックさんが小学生の制服(短ズボンの)を着てSGを弾くってのは、これもやはりお約束なわけですが、全編を通じてロックとロッカーに対するレスペクトに溢れた作品です。
映画の中でも引用されていたAC/DCを再度引用しておきましょう。
「ロック人士に、敬礼!」
For Those About to Rock, We Salute You.
※ DVDの字幕では「ロック戦士に」だったでんすけどね、なにか良い訳ないですか? 「ロック野郎」じゃないしな、「ロッカー」だとペカペカの金属の箱みたいだし。
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