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2005年5月30日

復旧に2週間?

 昨晩ご報告の川崎村立図書館でのサーバ・ダウンについて、一番大きな疑問は「なぜ復旧に2週間もかかったのか」ということです。関係者各位を非難する意図はありませんが、この長さは老生らの体験知・暗黙知からして異常です。

 この記事はやはり同業者の目を引いていて、「なぜ貸出を止めるのか、代替え手段はふつうあるだろう」とか「データが消失したって?バックアップはふつうあるだろう」といったことは皆が言ったり書いたりしていました。ただ一様に言葉としては呑み込んでしまっているのが「なぜ復旧にそんなに長い期間かかるのか?」ということです。「貸出の代替え手段」と言っても、せいぜい1日~2日程度のダウンを想定してのことなのも暗黙知です。

 こうした同業者の反応を見ながら、「ああ皆さん、ダウンを経験しているんだ(^_^;」とある意味おかしかったりもしますが、同業者としてみれば、システムのダウン自体は特に目を引く事例ではありません。短時日のダウンなら、同業者の多くが体験していることです。それが2週間も続いたというところで、何がおこったのかワケが分からなくなって言葉を失っているということかと思います。老生らの経験では、システム会社は自らの威信にかけても人的/物的資産を集中的に投入して、翌日には復旧させるのが普通です。悪くても翌々日。

 Googleで検索語や区切りをいくつか工夫してみると、川崎村立図書館のシステムの受注実績をうたったシステム会社のサイトがみつかりました。地元の会社で、資本金が1500万円とあり、同じ図書館管理システムを複数の公共図書館に納品しています。老生は、<小さな会社だからソフト開発の能力が劣る>とはまったく考えません。では何が問題だったのでしょう。トラブル発生後に、人的/物的資産を集中的に投入するということが困難だったのでしょうか?

 このトラブルが今後の業界の参考になるとしたら、この復旧期間の長さの謎が明らかになる時でしょう。そして、そうした状況下で、川崎村立図書館のみなさんがどのように図書館サービスを継続したか、という点も図書館の在り方を示す事例になりますね。

 伝聞ですが、川崎村立図書館からの報告が、どこかの業界誌に掲載される予定(単に交渉中という段階かもしれません)とのこと。今後のために注目される報告です。

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